監督はナチュラルに思考がハイですよね。
こんな家族映画見たことない。。
ビデオアート系で流行った交換ビデオ日記形式の映像がふとよぎりました。誰かの一定の時間のお話の音声の上に別の映像が流れていく感覚だったり、ローンを支払っている家=大きなカタツムリ・家の中で暮らす家族＝カタツムリの上でゆったりくつろいでいる、、など「象徴」を多用していました。
目の前の人の動きを撮影して編集するという映画の枠に囚われることなく、アニメーションの可能性を100%以上、無理やりでも引っ張り出そうとしていたと思います。
「象徴の多用」はタロット、スピリチュアル、宗教などのお話の上では当たり前のことです。皆言葉で説明できない感情の流れや「以心伝心」と呼ばれる誰かと繋がっている一体感のような感覚を表現するとき、最大の表現として、人々の共通認識である「象徴」に表現を委ねると思います。
