AKIRA

恐怖の足跡のAKIRAのレビュー・感想・評価

恐怖の足跡(1962年製作の映画)
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ラストに、ドキリとする。綺麗な伏線回収だ。
後半に入ったあたりで、主人公の女が教会でオルガンを演奏している際に訪れる幻覚が彼女の現実へと徐々に侵食し始める描写のなめらかな挿入は違和感がなく、高度な技術を感じたし、全般を通して幽霊が登場する際の速いカットにも驚かされる。
女の幻覚に現れる幽霊達は雑な特殊メイクが施されているのであろうが、モノクロ時代だからこその良きホラーとして逆に味がある。幽霊達のコミカルな走りや動きにも奇妙さが演出されていて不気味さも感じさせられた。
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