いろどり

コレラの時代の愛のいろどりのレビュー・感想・評価

コレラの時代の愛(2007年製作の映画)
3.4
ノーベル文学賞作家でラテンアメリカ文学の鬼才ガブリエル・ガルシア=マルケス原作の映画化。マルケスは私が好きな作家の一人で原作の世界観を壊したくなかったので見るのをためらっていた作品。

案の定、、、笑
10代の青年からいきなり壮年期ハビエル・バルデムに変わり、気持ち悪いという表現がぴったり当てはまるキャラになり、私の心は崩壊する。

ロマンチストな生き物である男性の粘着質な愛という点で解釈は間違っていないけれど、ハビエル・バルデムが濃すぎてうなされてしまいそう。

置き去りにされた愛の行方を、南米の熱く湿った空気の中で、受け身の男性と女性が探し求める静かに狂った美しい映画。
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