tak6

69 sixty nineのtak6のネタバレレビュー・内容・結末

69 sixty nine(2004年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

3回目。やっぱり、おもしろい!!青春ハチャメチャストーリー。
自分の高校の兄弟校が舞台。ロケ地の多くが佐世保で懐かしかった。
役者さんの九州弁もけっこう完璧で、劇中の細かなパロディやギャグ、下ネタが面白くて笑い転げてしまいます。SSKバイパスの疾走シーン最高です。
村上龍さんの実体験に基づく青春小説。そういえば村上龍を教えた先生が、村上龍がエンタープライズ佐世保寄港反対の垂れ幕を屋上から投げたと授業中はなしてました。自分は時代はずっと後になるけれど、くだらないことで体育の先生にビンタ張られたり、体育祭の看板づくりで学校に泊まり込んで、女子の話やタバコ吸ったり、校門の横の石段のところで朝まで寝ていて登校してくる奴に起こされたり。勉強は好きじゃなかったけど学校は好きだったなぁ。
ケン(妻夫木聡さん)のおバカ加減が最高でした。それに付き合わされるちょっと大人のアマダ(安藤政信さん)、気弱で2人あこがれているイワセ(金井勇太さん)のトリオが絶妙。そしてそれを取り巻く仲間たち(加瀬亮さん、桐谷健太さん、柄本佑さん、星野源さん等々)。みんな役にはまっていた、いい感じでした。特に「指紋のなか中村」(星野源さん)の校長室での場面は、最高!!。ガッキーに見せたい!
メリージェーンこと松井和子(太田莉菜さん)とケンが夕暮れに8mmっもってデートしていたシーンで、松井に、「この時間が一番好き、きれいだけどすぐ終わってしまうところ」と言わせたのは、まさに青春のあの時期のキラキラしてすぐ通り過ぎてしまう瞬間のことを言っていたのだと思いました。やっぱこのころのクドカンいいなぁ。
あー、あの子どがんしよるかなぁ。戻れるもんならもどりたかぁ。
映画自体への思い入れもあり4.0点。妻夫木さんの演技に+0.3で4.3点
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