文化というものは恐ろしい。
知らなければ、時計屋の親父で一生安定して暮らせたのに、
出会ってしまったら戻れない。
演劇も映画も音楽も、
文化は、自由と思想と想像力を与えてくれる。
想像力が権力を破壊する。
正しいの前提であった学校が、教師が、間違っていると気付くことが出来る。
この世界を変えるのは、机に向かって難しい本を読み、安定した道の上を歩いてきた政治家よりも、
演劇や映画や音楽を愛し、想像力の豊かなバカであって欲しい。
そしてこの映画がまた、1969年という時代を象徴する一つの文化であって欲しい。
自分が生まれる前どころか、
母すら生まれる前の時代。
同じように若者は、文化を知り、文化に影響され、文化を愛していたということ。
想像力は、恐怖と不安を呼び寄せる。
でも想像力は、笑いと楽しさも与えてくれる。
知らなきゃ良かった。
安定した道を進めたのに。
そんなことない。
いろんな文化に出会って、
笑って、楽しい世界にしたい。
なんであの人たち笑ってるんだろって、
なってるバカでいいんじゃないの。
6月9日 sixty-nineの日に鑑賞。