おばけ

浮き雲のおばけのネタバレレビュー・内容・結末

浮き雲(1996年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

冒頭の妻が仕事終わり、夫の運転するバス(路面電車?)にキスして乗り込む姿から、失業し、2人がどん底に落ち、見事レストランを成功させるラストまで、2人の温度は変わらなかったように思う。

ボロボロのみすぼらしいパブで働かなくてはならなくなった時、初めて妻が涙を見せる。
そこでいかに、妻が仕事に誇りを持っていたかわかる。そしてそれを重々承知している夫の抱擁。妻への未払いの給料を請求するため乗り込む夫。本当に寡黙な2人だが、とても強い絆で結ばれている。こんな夫婦になりたいと思う。

最後、レストランがなぜ繁盛したのかエピソードが少しでも欲しかった、というと野暮かな……。
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