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浮き雲のannaのネタバレレビュー・内容・結末

浮き雲(1996年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のアル中コックとやり合うシーンも、最後の空を見つめるシーンも、その対象はカメラに映らない。
喜怒哀楽が、表情の変化や言葉の抑揚を誘発しない。
その代わりに、色鮮やかな壁紙や家具、洋服、店の看板があり、哀愁漂う音楽が流れる。

悲劇と喜劇を見事に調和させるアキカウリスマキの作品って、どんな時も黙って横にいてくれる優しいパートナーのような、そんな存在。
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