きなこ

ロバと王女のきなこのレビュー・感想・評価

ロバと王女(1970年製作の映画)
3.6
ちょっと毒のあるおとぎ話。
まあ、ストーリーはとにかくおとぎ話です。ん!?となるところがあってもいいのです、おとぎ話なので。
毒はあるけどこの非現実感は、ディズニーのようでした。

ロシュフォールの2人だな、と思って調べたら、ジャックペランってニューシネマパラダイスのあの有名なラストシーンで、映画観ながら泣いてたあの人!号泣させられたあの人!!若い!!!
でんぐり返しにちょっと笑っちゃったごめんなさい。

おとぎ話を実写化したらこうなるよね!って頷きなくなるかわいさ。
とにかく画面と、カトリーヌドヌーヴがひたすらかわいいです。安定感抜群。
ケーキを作るシーン、袖が気になって仕方なかったけど、それを上回るかわいさ。
城の寝室も家具も本気でとんでもないけどかわいかった。シュールなかわいさ満載。
ロバ皮も、かぼちゃパンツとタイツも、バサッとした袖も、ブルーマンも、ヘリから続くラストのオチも、なぜか全部受け入れられる。
パパだけはちょっと受け付けなかったけど…。

ロシュフォールの恋人たちが可愛くて大好きで、シェルブールの雨傘も好きなので、
そのあたりと比べるとやや盛り上がりにはかけたものの、ジャックドゥミの雰囲気はやっぱり好きだなあと思った。

2019-9
きなこ

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