ルネ

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事のルネのレビュー・感想・評価

3.0
1959年。アラン・レネ監督の長編第一作。

第二次世界大戦により心に傷をもつ男女が織りなすドラマを描いた作品。

映画の撮影で広島を訪れた女優が、広島在住の建築家を名乗る男と深い仲になり、トラウマである自分の戦争の記憶を語るお話。

外部からやってきたフランス人という存在が、原爆をどこまで知ることができるのか? というアラン・レネ監督の想像から映画制作は始まった。人間が、現実を批判しながら自己の心の在りかを探求していく過程を、個人の内面にある戦争を背景に描いた作品。

原爆の記録映画から引用された被爆者たちの映像が衝撃的だった。今まで見た事のないレベルの厳しい現実。女優の語る過去も凄まじい。

かなり深い意味のある作品のようだったけど、理解出来ず。
ルネ

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