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トラック野郎 突撃一番星のbluetokyoのレビュー・感想・評価

トラック野郎 突撃一番星(1978年製作の映画)
3.2
シリーズの終わりを感じさせる。テーマ性は薄れ、流行ネタやギャグばかり。唯一の見どころは、川谷拓三さんがチンピラではない役で出演しているところぐらいだろうか。後知恵かもしれないが、存在感の大きさを感じさせる。

簡単にあらすじ。
冒頭は、UFOやら宇宙人もの。上映された当時は、そういうのが流行ってたのかな。

道すがら、月田えり子に会って、桃次郎は一目惚れする。

ひょんなことから、元トラックの運転手だったという桶川玉三郎とも知りあう。

桃次郎は、えり子が鳥羽の水族館で、イルカの調教師をやっていることを知る。えり子の上司、石部スミ(樹木希林さんが好演)の方に気に入られる。

玉三郎が、田舎の父親に、自分は社長だとウソを付いていた。父親が玉三郎に会うために上京する。玉三郎は困って皆に泣き付いた。桃次郎、ジョナサン、ほかの仲間は、芝居をうって、玉三郎を社長のように見せかけるのだった。

そんななか、景気が悪くて、フリーのトラック運転手には仕事がまわってこなくなった。ジョナサンは違法なダンピングで仕事をとるようになった。トラック仲間や桃次郎にバレて追放される。
おそらく、トラックの輸送運賃は決まっているのだろう。一人だけ安値で仕事をとってしまうと、運転手全員も安く叩かれてしまう、ということだろうかな。

ジョナサンは、ストリッパーのマリーと知り合い、彼女のマネージャーになる。

玉三郎の父親が、このあいだのお礼ということで、桃次郎やトラック仲間を下呂温泉に招待する。

宴会の席で、玉三郎の父親は、玉三郎を無理に謝らせた。実は、父親は、すべて知っていたのだ。玉三郎に、お前が社長になるよりも、こんないい仲間を持ったことが嬉しかった、と告げた。

下呂温泉には、マリーとジョナサンも偶然に来ていた。桃次郎と会ったとき、桃次郎は戻ってくるように説得した。
マリーは、承知して、ジョナサンが寝ている間に、そっと、宿を一人出て行くのだった。

桃次郎が鳥羽に行ったとき、鳥羽の水族館では、イルカが海に逃げ出していて大変なことになっていた。

桃次郎も探すことにしたが、漁師たちはもう諦めていて、誰も船を貸してくれなかった。そこに、えり子の父親は、真珠養殖の研究をやっていたわけだが、その研究を引き継いでいた矢野駿介が船を出してくれた。桃次郎と駿介は、海へ探しに出た。
なんとか、イルカを探し出して、連れ帰ることが出来た。
実は、えり子と駿介は惹かれあっていたのだ。

そんなある日、台風が襲う。真珠の養殖の筏を見に行った駿介は大怪我を負ってしまう。

桃次郎は駿介をトラックに乗せて病院へ。間一髪で救うことができた。喜ぶ、えり子。

桃次郎は、えり子と駿介を病室に残して、立ち去るのであった。
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