Mrsフロイ

白蛇伝のMrsフロイのレビュー・感想・評価

白蛇伝(1958年製作の映画)
5.0
1955年にディズニーのマンガ映画「バンビ」を生まれて初めて観た。
その数年後、初の国産長編カラーマンガ映画として渋谷の東映で観た思い出深い作品。

当時はまだアニメという言い方はなく、マンガ映画と言われていた。
このなかに出てくる熊猫が、パンダと言われるようになったのは随分後になってからのことだと思う。

この頃こども映画としては、東映は「月光仮面」、大映は「赤胴鈴之助」そして特撮の東宝は「透明人間」と多彩な映像作品が花開いた幸せな時代だった。

先に観たディズニー作品より、私の中では深く心に残るものだった。

なかでも小青(チャオチェ)というお魚のキャラクターが、声優の中山千夏(後に国会議員)の声と供に忘れらない魅力がある。

この作品に触発されて日本の多くのクリエイターが育ったと言われている。
子どもにとって中国という国が、まだ神話の彼方の世界だった事も夢を膨らませる要因だったのかも知れない。
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