サイクロプス

ショコラのサイクロプスのレビュー・感想・評価

ショコラ(2000年製作の映画)
3.5
タイトルやDVDパッケージほどスイートな映画ではない

宗教と公権力が密接に絡んで、住民の生活や人間関係全てに立ち入ってくる、中世のような村
よそ者は煙たがられ、排除の論理がはたらく
チョコレートの甘い香りや、老女のユーモアにくるまれているけど、けっこう重たいテーマだ

近代フランスは、多大な犠牲を払って宗教からの自由を勝ち取るのだけれど、新しく流れ込んできた異教徒は生活と宗教が一体の人達で、公の場でも女性はスカーフで顔を覆う
そこでは別の排除の論理がはたらき、その間隙で破滅的な行為が準備される


この映画自体は、割とあっさり過去の因習から解放されるのだけれど、昨今の出来事もあって、余計なことをあれこれ考えてしまった

(余談)
ジョニデがパイレーツとして登場してくすりと笑ったが、派手なアクションも変顔もなく至ってマトモ笑