ヴァルーン

ショコラのヴァルーンのレビュー・感想・評価

ショコラ(2000年製作の映画)
4.0
🍫🍫🍫静かに暮らすことを好むフランスの田舎町にヴィアンヌという女性と、その娘がやってきてチョコレートショップを開く。 街の人々は宗教に則って断食の期間でもあったために、無神論者でかつ誘惑でしかないヴィアンヌを大歓迎はしないものの、次第に彼女のもてなすチョコレートに打ち解けていく🍫🍫🍫

僕らが言うココアですら、英語圏とかの人達は「(ホット)チョコレート」。 日本では「1杯ココアどう?」はかろうじて使うとしても「1杯チョコレートどう?」なんて言うわけがない。 このやりとりから憧れちゃう。 ものは同じだとしてもこうやって登場するココアやチョコレートは普段食べるもの以上に美味しそうに見えてしまいます。

ヴィアンヌの人柄も人々とチョコレートを引き合わせたポイントで、見てて誰も損しないような立ち振る舞いは時々参考になります。 こういうキャラが今作のジョニー・デップのような蚊帳の外に虐げられてる不憫な人と相性いいですよね。

類まれに見る寒波が襲ってる今にピッタリな心が温かくなる良作です。 今日はおうちで夜ココアでも飲みます。