ショコラのSUIのレビュー・感想・評価

北風とともにやってきたミステリアスなショコラティエのヴィアンヌ。
彼女が作るチョコレートとその人柄で村人は少しずつ心を開いていく。

封鎖的というか排外主義的な村長レノ伯爵との確執はあれど、全編を通してやさしい雰囲気が物語を包んでいる。

ヴィアンヌに少々押しつけがまさを感じてしまうところもあるが、演じるジュリエット・ビノシュのほほ笑みにはそれを中和する不思議な力がある。
ジプシー役のジョニーディップもカッコイイ。

欲を言えば、彼女のミステリアスなところをもう少し掘り下げてほしかった。