たろさ

007は二度死ぬのたろさのレビュー・感想・評価

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)
3.5
アメリカの宇宙船が謎の宇宙船に捉えられるという事件が発生。その宇宙船は日本近海で姿をくらました。ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は事件の真相を探る為、日本に潜入する。


相当ヘンテコな日本描写が多め。日本の公安のトップであるタイガー田中(丹波哲郎)の私設部隊が忍者で手裏剣や日本刀を武器に戦う、地下鉄に個人専用の車両がある等々。
「日本では常に男が最初で女は後だ」「いい国だね。日本に住もうかな」というやり取りも今だと大問題。他にもボンドが日本人に扮するが、全く日本人に見えないしやる必要もなかった。

ボンドは「ケンブリッジ大学では東洋言語を専攻して学位を得ている」と言っていたけど、話した日本語は「どうもありがとう」「こんにちは」「上手い」程度。あんまり勉強をしていなかったのかね。
マツという島は神戸と上海の間にあると言っていたが一体どこにあるのか?ロケは鹿児島県坊津。
Qがリトル・ネリーという組み立て式の簡易ヘリコプターを持ってきたけど、軍用ヘリを使った方がいいと思う。

【豆知識】
姫路城の撮影が厳しくなったのは本作のせい。撮影の際、手裏剣や刀が城壁を傷つけてしまった。

【名セリフ】
“Bon appetit.”
“めしあがれ”
敵をピラニアの池に落としてからのセリフ。
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