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レイダース/失われたアーク《聖櫃》のdeenityのレビュー・感想・評価

4.0
曲を聴けば誰でもタイトルを言い当てることができそうなほどの大人気作品。ザ・冒険ファンタジー作品のパイオニアであり不朽の名作。ファンはもちろん大衆にも受けが良く、30年以上経つ今尚色褪せることなくワクワクドキドキしながら見ることができる時点でファンタジー映画のレジェンドである。

遺跡だったり隠し部屋だったり数々のトラップだったり、冒険心をくすぐる描写が満載で、それを百戦錬磨の勘と経験で乗り越えていくハリソン・フォード。これまた渋くてかっこいいんだ。主人公だし死ぬようなことはまずないだろうが、困難を知恵と精神力で乗り越えていく様は最高にクールで魅力的。特にカーアクションでの活き活きとした表情。常に彼は作中で表現豊かな表情を見せてそこが観客の興味を惹きつけるのだが、40歳近くのおっさんがあのカーアクションのような子供のようなキラキラした表情してたら見てるこっちも楽しいよね。そうゆう人間臭さがかっこいいんだろう。もちろん音楽も秀抜でセンスが良く、これだけの要素が揃えばスピルバーグも作りながらにして売れるのを確信していたのだろうな。

終始飽きさせることない展開だったし次回作も期待させるような、むしろ世界には不思議がいくらでも広がっていると言わんばかりのラストシーン。最後まで楽しめた。
一番好きなシーンはカイロの町中でのドタバタアクション。キレッキレのナイフさばきを見せた敵を銃で一蹴するシーンのユーモアさ。思わず笑った。
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