エソラゴト

レイダース/失われたアーク《聖櫃》のエソラゴトのレビュー・感想・評価

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劇場、テレビ、VHS、VHD(!)、DVD、Blu-ray…。媒体は違えど過去鑑賞回数は通算最多の今作『レイダース・失われた聖櫃(アーク)』

4年前の2016年に東京国際フォーラムでのシネマ・コンサートという型式での鑑賞を体験した。

1981年の公開当時、『スター・ウォーズ』のジョージ・ルーカスと『ジョーズ』のスティーブン・スピルバーグという脂の乗り切った2人が満を持して世に送り出した冒険活劇。その後もシリーズ化し4作製作されたが、なんと第5作目も2021年に公開予定(ハリソン・フォードも続投とのこと)

ハリソン・フォードと云えばハン・ソロではなくジョーンズ博士、ジョン・ウィリアムズと云えばレイダース・マーチの自分にとっては願ってもない今回のシネマ・コンサート。この前年に同型式の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見逃してしまった事、この2016年が上映35周年を迎えるアニバーサリーイヤーでもあることから、この『レイダース シネマコンサート』は非常に楽しみで待ちに待った公演日当日。

やはりフルオーケストラの生演奏は迫力満点。特に印象深かったのは、物語中盤地図の間で太陽光がメダルに反射して聖櫃の在り処を指し示すシーンとラストの聖櫃の開封儀式のシーン。どちらも映像は神秘的でそれだけでも目が釘付けになるシーンなのだが、音楽もそれに付随して音量自体が大きくなった為より一層没入感が増していた。

サントラCDで何度も聴いたエンドロールのレイダース・マーチにはただただ感動。アンコールの演奏も用意されていて、大変満足した次第。

ここ近年こういったシネマ・コンサートが増えていて今年も2月に『ターミネーター』を鑑賞し映画館で鑑賞するのとはまた違った感動を味わうことが出来た。

その後『ブレードランナー』『エイリアン2』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と立て続けに鑑賞する予定もこのコロナ禍により残念ながら全て中止…。この事態が収まった暁には是非改めて公演して欲しいと切に願うのだった。