akubi

荒馬と女のakubiのレビュー・感想・評価

荒馬と女(1961年製作の映画)
-
会話のすべてが愛おしい。そうなのは、マリリンの声が空気を揺らし、ふわりといいにおいを漂わせるからかもしれない。
彼女は男たちのもとに舞い降りた天使。疑うことを知らない、無垢な罪。優しく語りかける残酷な声。

明るく笑う彼らの笑顔の裏側の、意地や孤独と、生というものに対する男たちの諦観を滲ませた、情緒溢れる映画。
akubi

akubi