あや

ブルジョワジーの秘かな愉しみのあやのレビュー・感想・評価

4.0
6人のブルジョワたちがいつまでたっても食事にありつけないという話


けっこう好き。
友人を招いて食事会をしようとしても「あれ?今日食事する約束でしたっけ?」みたいに勘違いから始まり、その後もお食事しましょうという流れになっても"何かしら"が起き、結局全員揃って食事にありつけそうにないという、シンプルな話をブラックユーモア交えてブルジョワたちが阿保に見せる。

ブルジョワたちは食欲を抑えられるだけではなく、性欲も抑えられる。
セックスしようとすると不倫相手の旦那が訪問してきたり、招いていた客がやってきておあずけをくらう。
登場人物がベッドの上で目を覚ますシーンも3回くらい?挿入されているので、全体としてはどこからどこまでが夢なのかわからない話になっている。
唐突に入る、6人が広い道を歩いているシーンが関係あると思うんだけどどういう意味なんだろ。

虫がピアノの上にボトボト落ちてきたり、給仕している男性が肉を落としてそのままテーブルに載せるシュールさ、好き。
あや

あや