さーやorべりす

4ヶ月、3週と2日のさーやorべりすのレビュー・感想・評価

4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)
3.4
1980年代のルーマニアのお話。
当時ルーマニアは国の勢力を強化するために堕胎手術を禁止していた。
それどころか避妊に関するものは売られていなかったという驚き!

ところで、学生寮内での学生間での売り買い(フリマ)のところに謎の薬が出てくるけれどあれはピルとかアフピルではなく何か謎の避妊薬なのでしょうか。
何かしらあやしげなハーブを使ったような脱法ハーブ的な怪しさのある薬なのか漢方薬的なものなのかはわからなかったけどわからないものほど怪しくてなに!?となりましたw

で、これはルームメイトが謎の腹痛を訴え、主人公はその子が妊娠していて闇医者に中絶手術をすることを全てご親切に変わりにいろいろなことしたりついていてあげるのです。

が、私はこの妊娠した子がめちゃくちゃ怖かった。
もう私からしたら不信感しかない。
電話のみで予約できたんかほんまに?
なんで闇医者との約束もきちんと話さない?
なんで妊娠周期を嘘つく?
なんで電話に出ない?
なんでのんきにあんな状態で寝るの?
なんで呑気に臓器的なお肉食べてんの?

私は正直この映画を見る前はどんな背景があるかとかも人それぞれで倫理観も人それぞれだけど女性だけが妊娠してしまう性質上、堕胎は許されるべきだと思うし女性に決める権利を持たせてあげてほしいなと思ってみてました。

が、正直もう堕胎したことに関してだの背景だのどーでもいいくらい堕胎したルームメイトがイライラしました。

だって、もし国にバレたとき、証拠として残るものは全て主人公がやってることのみなんですよ!
ホテルの件も処理も会いに行ったときも全部主人公ですから、
後に証拠として上がる(証言として上がる)のは主人公ですよ………


何もできない、ならわかるんですよ。
ルームメイトも手を貸し過ぎじゃない?
くらいに。首ツッコミすぎみたいな?
この子の場合絶対裏があるだろってくらいなんやかんやでルームメイトを使えると思ってるふしがないか?何もできないわけではなく自分にメリットがある方向に向かうくらいまではやってけてるやんみたいな。

どんな気持ちがあったかはわからんけど主人公にもちょっと嫌気が差してきたラストでした。