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譜めくりの女のtulpenのレビュー・感想・評価

譜めくりの女(2006年製作の映画)
3.4
女の復讐物といったら 『ゆりかごを揺らす手』が断然面白い。

しかし・・・こっちの譜めくり女もなかなか怖い。
だけど、あの執念深さは生理的に嫌いだったなあ。

演じたのはダルデンヌ兄弟『ある子供』のデボラ・フランソワ。
妙に腹の座った目が、不気味といえば不気味。

ピアニストを夢見て一途に励んできた少女メラニーが受けたテストで憧れの人気ピアニストのアリアーヌ( カトリーヌ・フロ)が審査員に。
しかしアリアーヌの無神経さに深く傷つき自らの夢を封印。
(この辺りで一気に白ける。そんなに弱っちいことでどーすんだよ)

そして、数年後、
メラニーの復讐の積み木はアリアーヌの家庭の中でじわじわと積み上げられていくのだった。
女って恐ろしいね。
っていうか、執念深さに驚いた。


静岡シネギャラリーにて。
2008.7/2 (34) 通算1090
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