ジョージ・A・ロメロ監督の名作を、監督ザック・スナイダー、脚本ジェームズ・ガンでリメイク。
♪"Don't worry. Be happy."♪
全力疾走する方のゾンビ映画。
面白かったのは面白かったけど、『ウォーキング・デッド』という傑作を先に観てしまっているせいで、数あるゾンビ作品の1つに埋もれてしまっている感は否定できない。映像表現も人間ドラマもありきたりに感じてしまった。その点、ロメロ・ゾンビ3部作は、経年による"古臭さ"が、今観ると逆に新鮮に映るということがあると思う。
赤ちゃんゾンビとデコトラ。『ミッション・インポッシブル』シリーズでお馴染みヴィング・レイムスの頼りになる兄貴感。
テンポ良くゾンビ世界へと誘っていくプレタイトルシークエンスが見事。ハンドカメラを回しっ放しにするエンドクレジットも、最後までサービス精神があって好きだった。
ロメロ『ゾンビ』で、本物のショッピングモールを貸し切って撮影したことの功績は大きかったなと、改めて感じた。"ショッピングモール全てが自分の物!"という興奮は、本作では味わえなかった。
204