スギノイチ

馬鹿まるだしのスギノイチのレビュー・感想・評価

馬鹿まるだし(1964年製作の映画)
3.0
『無法松の一生』への憧憬を隠そうともしない山田洋次。
『吹けば飛ぶよな男だが』同様、古典名作と『男はつらいよ』とのミッシングリンク(厳密には『寅次郎恋歌』)。
「無法松とハナハジメ」の関係性が30年後の『虹をつかむ男』で「寅次郎とニシダトシユキ」に転用されているところを見ると、よほど思い入れが強いんだろう。

熱量は高いが、もうひとつハナ肇を制御できてない感が漂う。
スギノイチ

スギノイチ