"輝く星よ
その誠実なきらめきは
夜空に高く 孤独を知らぬ"
詩って、結構難しいし、よく分からないんだけど、こういう綺麗な言葉が並んだ詩って、美しいなぁって感じる。
25歳でこの世を去った、イギリスのロマン主義の詩人キーツの恋愛を描いた伝記。
激しく燃え上がるようなドラマティックな話ではないけど、すごく静かで、純粋で、美しい話だった。
手紙とか言葉を捧げる行為って、やっぱり素敵。
愛や真心を感じる。
こういう時代の物語が好きなのは、そういう部分。現代は便利だけど、待ちわびる手紙や、相手を心に思い描きながらペンを走らせる。
そこから相手の想いが伝わり、満たされる。
ファニーが手紙で一喜一憂してしまう気持ちがすごく分かる。
初めてキスをするシーンも可愛かった。
そのあと、トゥーツの後ろを歩きながらだるまさんがころんだやるシーンとか好き。
アビーは、キャンディから3年後だけど、だいぶ膨よかになってたけど、この時代に合わせたのかな。でも、相変わらず綺麗だったし、キーツ役のベンもすごく控えめで、でも誠実で情熱的で、すごい愛らしくて良かった！
