mia0708

ブライトスター いちばん美しい恋の詩のmia0708のレビュー・感想・評価

4.2
輝く星よ
その誠実なきらめきは
夜空に高く 孤独を知らぬ"

詩って、結構難しいし、よく分からないんだけど、こういう綺麗な言葉が並んだ詩って、美しいなぁって感じる。

25歳でこの世を去った、イギリスのロマン主義の詩人キーツの恋愛を描いた伝記。

激しく燃え上がるようなドラマティックな話ではないけど、すごく静かで、純粋で、美しい話だった。

ベン・ウィショーの儚げな雰囲気が夭折した詩人キーツに良く似合う。

手紙とか言葉を捧げる行為って、やっぱり素敵。
愛や真心を感じる。

ファニーが手紙で一喜一憂してしまう気持ちがすごく分かる。

だるまさんが転んだのシーンは画面から幸せが溢れていてこちらも幸せな気持ちになった。

妹を先に行かせて後ろでファニーとキーツがいちゃつくところ、
「薔薇のつぼみを食べた?ほっぺが薔薇色だよ」と言われ、照れて頬を押さえる妹が可愛い。

その分最後ファニーが息も出来ない程泣いているシーンで観ているこちらまで苦しくなった。

エンドロールのキーツの詩「ナイチンゲールに寄す」のウィショーによる朗読が素晴らしく、この美しい作品に一層の彩を与えている。



と言う訳で腐女子です。タラ―ン♪

腐女子の定義とは「妄想の行きつく果てが男性同士の性愛」なんだそうで。

私がベン・ウィショーを好きになったのは「クラウド・アトラス」という作品(ベンがゲイ役)を観てからなんだけど、その当時フィルマというアプリがある事を全く知らずTwitterで音楽・映画好きのアカウントをやっていたのです。

そしてベン・ウィショーファンの人達をフォローしまくった訳です。

ところが運の悪い事に私のフォローした人達はほぼ100%「腐女子」の人達だったのです。

腐女子の人達は「腐ってます」などと自虐的に言いながら、実はとてもプライドが高い。そして排他的である。(Mia調べ)

よって「英国俳優沼」で皆とキャッキャウフフ戯れながらベン様を愛でたいというMiaの夢は一蹴され、尻尾を巻いて逃げ帰って来たのである。泣。覚えてろォ!

P.S でも「受け」とか「攻め」っていうゲイ用語を知っただけでも勉強になったよーん♡
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