ヒメ

ブライトスター いちばん美しい恋の詩のヒメのレビュー・感想・評価

4.5
大好き。
オープニングの曲が本当に素敵で
直ぐに引き込まれる。
切り取って額に収めたいくらい美しい風景と...
そして

18世紀に活躍したイギリスの詩人
ジョン.キーツと恋人ファニーとの悲恋物語。
詩に詳しくなくても大丈夫です。
この映画の何がそんなに好きかというと
ベン・ウィショーとアビー.コーニッシュが
本当の恋人同士みたい。
キスシーンなんて見惚れてしまう。
綺麗です。

詩人ならではの美しい愛の表現
ペンで書き留めておきたい言葉が
上映中たくさん。

「僕を虜にして自由を奪った君は-
思えば残酷な人だ。美しい君への愛を
どう表現するべきか。輝きを超えて輝く
愛の言葉が必要だ」

ファニーが詩を勉強してふたりで
詩作するシーンも好き。
(エンディングも必見なのです)

キーツは25歳の若さで病気で
生涯を閉じてしまう。

「いっそ僕らが夏の三日間を
生きる蝶であったなら平凡な50年を
生きるより喜びの日々になる」

この詩はキライです。

私は、平凡でも、
ファニーと一緒に50年を過ごして欲しかった。

ファニーがキーツからもらった指輪は
イギリスの博物館に今も飾られている。
ファニーは一生独身を通したそうです。
ヒメ

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