ブライトスター いちばん美しい恋の詩の作品情報・感想・評価

「ブライトスター いちばん美しい恋の詩」に投稿された感想・評価

25歳でこの世を去った英国詩人ジョン・キーツ、彼が最後まで愛したファニー・ブローンとの伝記的ラブストーリー。

くすぐったくなるようなロマンティックな純愛。
光と影、美しい景色、鮮やかで繊細な衣装、それをキーツが紡ぐ詩が優しく覆ってうっとりする。
私は詩の良し悪しなんて分からない。
でも言葉が持つ美しさ、強さと儚さを感じることは出来る。
ベン・ウィショーの声で優しく囁かれるキーツの詩は、私の耳にはとても心地よいものだった。
いわゆる言霊というようなものって存在するのかもしれない。

『私を好きにして。』と言ったファニー。
『良心がある。』と言ったキーツ。
刹那の身体の繋がりが、二人の心を満たす事が分かってる。
そして、いずれその事が病床の自分を、未来の彼女を縛りつける事も。
キーツは恐れたのかもしれない。
確かにこの手で触れていた、あの手で触れてもらえていた感覚。
そういうのって消えないから。
自分の中に相手が入ってくればくるほど、まるで身体を根こそぎ抉られるような深い喪失感を味わうから。
彼女を強く強く想うからこそ、彼は繋がりを拒んだんだろう。
『いっそ僕らが夏の三日間を生きる蝶であったなら、平凡な50年を生きるより深い歓びの日々になる』
儚くて美しい、けれど酷く哀しい。

ベン・ウィショーがキーツの役にピッタリ。
脆そうな色気がありますよね。
彼のファンでしたら必見の作品です。
アビー・コーニッシュも美しく、表情に強気な性格が出ていて良かったです。
二人のイチャイチャっぷりがとっても微笑ましいし、ファニーの妹と弟、更にネコちゃんまで、すべてにキュンとしました。
onami

onamiの感想・評価

3.7
その場の風や温度、湿気、匂いまで伝わってきそうでした。
とても情緒的だった。

だるまさんがころんだのシーンが好き。

洋服やインテリアが好きな人は魅入ってしまうでしょう。
美しい恋愛映画を見るその②

随所にキーツの詩が散りばめられている。
ベン・ウィショーの声が素晴らしいのでエンドロールの詩などはずっと聞いていられる。
安らかな死への渇望や愛の歓び、嘆き
たった25歳で亡くなった彼はたいへん好人物らしい。

強く豊かな健康美の女性ファニー、そのかわいい弟妹たち二人
詩情豊かで好感の持てる登場人物たち
本当に美しい音楽と映像
Momo

Momoの感想・評価

4.0
有坂さんに選んで頂いた一本 part2


ジョン・キーツ…
名前だけ聞いた事あったような…
英文学専攻の学生として恥ずかしい…笑

英文学、作家題材の映画ってどれも画も音楽も素敵だなぁ…!!

お気に入りは、
キーツとファニーの「だるまさんがころんだ」のシーン!♡

そして英語発音の、"詩"っていい!エンドロールまで最高でした♡
犬

犬の感想・評価

3.4


ロンドンの郊外
詩人として世に出始めたばかりのキーツは、親友のブラウンの家に居候する
そして、その家の隣人ブローン家の長女ファニーに惹かれ恋に落ちるが……

ジェーン・カンピオン監督が、夭折した英国ロマン派詩人ジョン・キーツと、その若き恋人ファニー・ブローンとのロマンスを綴った恋愛ドラマ

こんな人がいたとは

世界観
雰囲気ありました

なんとも言えない

とにかく2人がいい感じでした
ヒメ

ヒメの感想・評価

4.0
映画は色々な発見があるから面白い。
この映画もそう思わせてくれる映画でした。ある英国詩人の伝記映画とは知らずに観たのですが最初は入り込めず。
でも、恋人との会話や手紙や愛の告白は殆どが詩なのですが、その言葉がイヤらしくなく、本当に素敵なので次第に引き込まれて行くのでした。
野原でのふたりのシーンがとても微笑ましい。他の方のレビューで、ベン.ウィショーさんの儚げさが魅力と書いてありましたが
この物語の主人公キーツ役はまさにハマり役ですね!

物語に出てくる詩はどれも素敵。
サントラ盤も出ていて、チェックしちゃいました。
でも、「僕らが夏の三日間生きる蝶なら平凡な50年を生きるより深い歓びの日々になる」これはとても悲しかったです。
私は、平凡でもふたりが50年を一緒に生きて欲しかった。
🌳🌷👗🎩📝🌼☘️💏💐💌🦋🌸💍❄️😷📖💏⚰️
えび

えびの感想・評価

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キノ・イグルー「あなたのために映画をえらびます」2本目。
大好きな『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督作品。
25歳で夭折した、英国浪漫派最高の詩人と言われたジョン・キーツの恋人ファニーが主人公。
ピアノ・レッスンでは主人公のエイダはピアノを声の代わりとしていたけど、本作は針と糸が声のようだった。
劇伴は一切なく、とても静かだからこそめぐる季節の美しさが際立った作品でした。
心に残ったステキなシーンはたくさんあるんだけど、亡くなったジョンの弟のためにファニーがひと針ひと針大事に縫ったピローケースにジョンがキスするシーン、ベッドで2人で詩を紡ぎ合うシーンはとても美しくて切なくて苦しい。
ファニーの妹トゥーツとだるまさんがころんだをしているときの2人が愛おしい。
子犬のようなベン・ウィショーが暖炉の前でネコを可愛がっていてとてもよかった…。
作中での詩とファニーへの手紙しかしらないけどジョンは常に死に憧れを抱いていたように思う。繊細な情緒で生まれ落ちた詩の数々は間違いなく「いちはん美しい恋の詩」だった。

予め恋愛映画は苦手と伝えていたので、なぜこの作品をすすめてくれたのだろう〜とずっと考えながら鑑賞。なぜかの答えを見つけることはできなかったけどさざなみのような余韻が残る映画でした。
縞

縞の感想・評価

3.4
とても静かで美しい作品。
詩についてはあまり詳しくないけれど、情景が浮かぶ様な、情愛に溢れた豊かな世界。ジョン・キーツが優しく心穏やかな人だったのだなと感じられます。
二人の絆があるからこそ、最後が悲しい。優しい朗読がいつまでも彼女の中で木霊しているようでした。

こんなに熱く誰かを愛せたらどんなに幸せだろうと思ったのと同時に、深く愛しすぎてしまえば失った時の辛さも大きいんだよなと少し怖くもなったりしました。

作品の中で二人はキラキラしていて幸せそうで、最後の方は涙が止まりませんでした。何回でも観たいです。
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