パウダーの作品情報・感想・評価

「パウダー」に投稿された感想・評価

Aka

Akaの感想・評価

3.8
子どもの頃に見てたら間違いなく心に深く刻み込まれていたことだろう。いま感動しきるには映画を見慣れすぎてしまったような気がするなぁ。
とはいえ、人間性はテクノロジーをしのぐはずだというこの映画のテーマには強く惹かれる。完璧に描ききってるとは言えないけれどとても良い作品だ。

人と関われば関わるほど孤独を感じてしまう私たちの間にあるのは溝とか壁とか線なんかじゃなくて愛のエネルギーなんだって分かってもみんなひとりで寂しがりたい?
toragin

toraginの感想・評価

4.0
身体だけでなく心まで真っ白なパウダーを虐める悪人がいるけど理解してくれる人もいる感じグリーンマイルっぽかった。ネクストステージ、本来いるべきもうひと段階上の層に行ったんだなーと。いろいろと90年代感じる映画。じーんとあたたまる。
パウダー…
さすがに親の前で娘とキスしたらそりゃ怒られますよー笑

このレビューはネタバレを含みます

この時30歳ぐらいのショーン・パトリック・フラナリーが演じたパウダー。役の年齢と同じくティーンにしか見えないからすごい。
寂しくて無垢で美しい子だった。
世界からはじき出された子は世界そのものになってしまった。
私は異質な彼が少しずつ受け入れられ、みんなと共存していく世界が見たかったな。
ミルコ

ミルコの感想・評価

3.8
パウダーだけに最後は粉々になってしまいました
定番の『醜いアヒルの子』的ファンタジーに、『グッドウィルハンティング』をブレンドしようとしたけど、混ざりきらずに粉が残ったような映画。

みどころ:
期待の若手S.P.フラナリー
脇を固める名優たちの演技
J.ゴールドブラムとのBL
救われていない主人公
脇役との関係性が概ね希薄
ヒロインがものすごいブス

あらすじ:
ある嵐の夜、落雷を受けたその妊婦は命を落としてしまうが、胎児は奇跡的に助かった。しかし、ジェレミーと名付けられたその子の肌はぞっとするほど白く、体毛も無い異形であった。その姿を一目見た父親は「妻を殺した呪われたガキ」と拒絶し、養育を放棄。以後祖父母によって育てられた。
それから15年。外へ出れば“パウダー(真っ白けの粉野郎)”と揶揄されるので、地下室でひっそりと暮らしていたジェレミーだったが、ついに祖父母が死去。役所が介入し、少年施設に入れられることになる。
極めて特殊なケースゆえ、心理学者のジェシーが社会復帰をサポートすることに。しかし、ジェレミーは彼女の予想をことごとく裏切ることになる。何せ彼のIQはけた違いで、生誕時からの記憶も保たれていたのだ。そう、実父の心ない罵倒を、彼は一言一句忘れずにいたのだ……。

AI黎明期、「テクノロジーは人間性を超える」というキャッチコピーが流行したので、それを逆手に取ろうとした主題ですね。お話は「周囲と違うからいじめられまくり→彼の本性に気づいた善人が出現→みんなが協力して送り出し」です。『E.T.』然り『On your mark』然り、浄化を伴う定番のやつですね、僕も大好物です。

ただ、主人公が宇宙人や天使じゃなく、あくまで人間なのが本作の肝だと思うんですよ。なので、この物語を幸せに終えるには、「送り出し」+「凌辱されて傷ついた魂の救済」が必要なんですが、救われてないんですよねぇ。

「人と関わって、深く傷ついて、実は傷の根は過去にあるけれど、向き合うのはキツいから、頭かきむしって引きこもる…」とここまではいいんですが、その後「うじうじスネてたら、なんかみんな助けてくれた♪」という締め方をしてしまう。これって、超能力ありきでハッピーエンドを迎えたことになりますし、「人間性はテクノロジーを超える」ことに説得力は持たせられないし、例えばいじめられっ子が本作を観ても「俺にはこんな能力ないから無理だな。」と感じることでしょう。

この映画は、いじめられっ子に「そうか、俺でもできるんだ。」と感じさせることが目的のはずです。ならばラストは、「辛抱強く過去を克服(成長)したら、みんな認めてくれて助けてくれたぜ!」とかがいいんじゃないかと思います。自身が変わらなければ世界は変わらない、という厳しくも優しい真理に触れてほしかったですね。ランス・ヘンリクセンの和解や、ジェフ・ゴールドブラムとのイチャイチャなど、一つ一つのエピソードはよかったので残念でした。

ともあれ、神になった少年はその後『処刑人』となるのです!めでたしめでたし笑
初登校の1時間目の授業からクリティカルすぎるぜ。
ジョンがよく見たら老けてた。
🚧👷🏻‍♀️鑑賞記録ONLY👷🏻‍♂️🚧
過去鑑賞📽✨パッと見はキテレツな内容ですが『異質なものを拒絶する世界』だとか考えさせられる良質なSFファンタジー作品でつ📽
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