B姐さん

網走番外地 悪への挑戦のB姐さんのレビュー・感想・評価

網走番外地 悪への挑戦(1967年製作の映画)
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9作目。今度の舞台は博多。
健さんと谷隼人とのBLが観れます。
健さんが谷隼人ににウインクしたりするわけです。
思い返すとこのシリーズに色っぽいところがほとんどなく、キスシーンもない。女から健さんの胸に飛び込むが、決して抱きよせたりはしない。それはなぜか?もうおわかりでしょう。
しかし「お約束」の立ち回りは今回は本格的で、もちろん長ドス。いつもは子分達が親分おいて逃げたりするのですが、ちゃんとしてます。相変わらず、これはかっこいいです。
ということで、鬼寅さんがずっと出ずっぱりで、コミカルなところがあんまりなく、お笑いパートの由利徹はあっさりといなくなってしまいます。いつもの「バディムービー」の要素もない。シリーズ中、一番「高倉健」っぽく、「網走番外地」っぽくない。
今までも「網走」は普通の任侠ものでしたが、より一層、普通の任侠ものになってしまっています。いいか悪いかは別ですが。

※本編で「ウエストサイド物語」のバタくさいパロディが観れます。

DVD(9/23/2014)
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