ピュンピュン丸

グッドフェローズのピュンピュン丸のレビュー・感想・評価

グッドフェローズ(1990年製作の映画)
3.9
『ゴッド・ファーザー2』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』など、すっかりマフィア役が板についたロバート・デ・ニーロが、中堅幹部のマフィアを演じている。必要とあらば躊躇なく人を殺すさまがとても自然で、ちょっと気味が悪い。が、存在感でいうと、ジョー・ペジ演じるトミーのほうが、狂気と紙一重である分、上。😅

主人公ヘンリーはそんななかにあって、あまり印象に残らない。見せかけのかっこよさに惑わされて、マフィアの一員となった若者の末路というところか。警察に仲間を売らなかったことで認められた男が、最後は仲間を売って、身の安全を図る残念な話。違法行為を生業とする人たちも、家族の安全は法によって守られているのだから、存在そのものが矛盾でしかない。

自分にとって、理想のボス像は、マーロン・ブランド演じるドン・コルレオーネだったりするが、実は2番目は、この作品のポーリーだったことを再見してあらためて気付いた。
自ら手をくださない。
電話は使わない。
会議はしない。
無口。
そう、この四原則を可能な限り実生活はおろか職場で実践しようと模索し続けている。結構、オモシロイ。🙃