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血ぬられた墓標のhatoのレビュー・感想・評価

血ぬられた墓標(1960年製作の映画)
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初マリオ・バーヴァ。
ジャッロ映画やスプラッター映画の確立に貢献したすごい人らしい。

ストーリーは古典的な感じがあって面白味はあまり無い。でもそれを遥かに凌ぐほどに美術や演出が素晴らしい!

モノクロ映画における光と影の使い方。陽の光や雷、炎はカッコいいし、何か出てきそうな暗闇はちゃんと怖い。時間帯はわからないけど綺麗な空も良い。
アーサの目玉が生えるシーンと、ヤヴティッチが地中から出てくるシーン。モノクロでもわかるツルツルヌチャヌチャな質感でテンション爆上がり。

人間よりも吸血鬼側の2人の方が魅力的に見えるのも、説得力が出て本当に好き。アーサの誘惑とヤヴティッチが馬を駆る姿はずっと覚えていたい。

悪魔と吸血鬼と魔女が混在していて、そこは少しややこしかったかも。

正しい魔女狩りは初めて見たなぁ。


ちょっと今の自分の感性では点数をつけられないので、また観る。
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