レビューは後ほど
けっこう胸クソ悪かったです。
結論から述べます。
大したことがない映画です。
アイデアのために倫理観を超えたり捨てた。それでいてそのアイディアも大したことがない。それによってできた映画も大したものではなかった。ここが悲しいポイントだといえるでしょう。
癖というものは一般的な観客からは理解されなかったり支持されなかったりすりものですが、こと映画に関しては時に魅力となります。
個性、描き込みや掘り起こしなどという色合いとも表現することもできるでしょう。
わかりやすくしなければいけないというものではなく、心や考え方を込めることが大切だからです。
「出来」
癖があるといのを除いてもはっきりって内容がゴミ。
『不条理』を履き違えているといえるでしょう。
自業自得をある側面では描いてはいますが、そもそもこの内容にしてしまったのがゴミへのはじまり。
一般的・平均的な見方からの出来でいいますと、ゴミのようにつまらない訳ではないのですが倫理的にははっきりいってゴミ。内容はゴミ。出来は普通。
私としては、良い点はありますがそれでも95%くらいク「ピー!!」で、構成の選択も数多くある内でいまさらそれを選んだかという点からしてもダメ。
「作り方」
イギリス映画のテイストをいれたアメリカ映画です。
とくに保険についてが近いといえますが、アメリカ社会における保険のシステムの詐欺性を描いているといっても良いでしょう。
イギリスも保険に強い社会ですが、アメリカのそれとは少しちがいますので、視点やアイデアを活用するのに良いと思われたのでしょう。
それはともかく、この内容にして結局はラブロマンを最重要なポイントに持ってくるという…
倫理観を飛び越えた割には作り方はハリウッド映画やアメリカの映画っぽく、何のためにこのようなアイディアを活用したのかがあまり意味のないものとなってしまっています。