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黒い罠のとぽとぽのレビュー・感想・評価

黒い罠(1958年製作の映画)
4.2
己の"正義"がぶつかり合う!!

アメリカ市民?冒頭のアイコニックな長回しから直感が告げる、本作は名作だと…これはダイナマイトだ!!
国境の町で、険しい顔つきと巨体で強烈な存在感を放つクインラン警部オーソン・ウェルズ!そして主役マイク役チャールトン・ヘストン✕スージー役ジャネット・リー夫婦。メキシコの麻薬捜査のトップであるバルガス。大物バルガス vs 大物クインラン!地元に根を張る一家との対決に、本来同じ側であるはずの2人の意地とプライド、己の正義をかけた対決。権力の腐敗、人間の弱さや醜さに堕ちた巨像。そして、暴力性…。次第に窮地に追い込まれていく主人公、まさしく絶体絶命。誰でも自国の人々を守りたい。
迫る影とキッレキレな演出。鬼気迫る撮影と編集の妙、その素晴らしさに唸る。一番美しい殺人は絞殺?グランディ殺害シーンは圧巻!!
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