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黒い罠のotomのレビュー・感想・評価

黒い罠(1958年製作の映画)
4.8
久々の鑑賞。冒頭の滑らか且つ立体的な長回しの素晴らしさは言うまでもない。そして登場シーンの秀逸さはオーソン•ウェルズのどの作品も共通している。兎にも角にも真っ黒けっけでダーティな今作ではあるものの、その裏に隠れている哀愁の存在が作品をより重厚にしている。終盤に向けての持って行き方など見事としか云い様がない。傑作。ああ、言葉なんてむなしいな。
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