EDDIE

ソラニンのEDDIEのレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
2.9
青春時代を通り過ぎた音楽に生きる大人たちの葛藤の物語。仕事で上手くいかない女の子が同棲する恋人と紆余曲折ありながらも前進していく。宮﨑あおいは究極に可愛いが、全体的に音の拾いが悪くて歌も役者の台詞も全然聞こえない。クライマックスの歌は結構酷いぞ、これ。

〈ポイント〉
・宮﨑あおいの挙動の全てが可愛い
・高良健吾演じる種田は究極のダメ男…共感できないぞ
・桐谷健太のドラムはサマになっている、かっこいい
・サンボマスター近藤さんのベースも演技も良き
・Netflixの問題なのか、そもそもがこうなのかわからないが台詞が全然聞き取れないぐらい音声が酷い

〈雑感〉
寝る前にふと鑑賞をはじめた『ソラニン』。
エンディングテーマはASIAN KUNG-FU GENERATION。学生時代はよく聴いてたなぁと。

主人公の芽衣子は仕事が上手くいかずに突然辞表を提出。
まぁ職場のパワハラ、セクハラは言語道断だけど、何事も上手くいかないってその場から逃げて、そこから寄生された男の言うがまま。
なんだかひと昔前の映画だなぁという感覚。

種田なんか仕事も一応してるけど、身が入らず、かと言って音楽に生きていこうってパッションみたいなのも私には感じられず、ただ周りを巻き込んで迷惑かけてるだけじゃん?って感じてしまった。

あとはこの映画の転換期が開始1時間すぎたぐらいでやってくるんですけど、前半部分が長すぎるんですよね。
おぉ、やっと話が動き始めたぞと思った頃に「まだ1時間も残ってんのか」と感じてしまったことも事実。

まぁ三木孝浩監督の長編デビュー作が本作ということで、まだ荒削りな部分もあったんでしょうね。
宮﨑あおいの可愛さ見たさであれば、全然観る価値あると思います。
ただクライマックスの歌のシーンもなかなか酷い…会話のシーンもマジで何言ってんのかわからないって結構きつい映画でした。

〈キャスト〉
井上芽衣子(宮崎あおい)
種田成男(高良健吾)
山田二郎/ビリー(桐谷健太)
加藤賢一(近藤洋一(サンボマスター))
小谷アイ(伊藤歩)
冴木隆太郎(井浦新/ARATA)
大橋(永山絢斗)
鮎川律子(岩田さゆり)
芽衣子の母(美保純)
種田の父(財津和夫)

※2022年自宅鑑賞84本目
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