このレビューはネタバレを含みます
久々に一昔前の青春バンドモノが観たくなって借りてきた。
宮崎あおい演じるOL2年目の芽衣子と、高良健吾演じる音楽を諦められないフリーターの種田。
そして桐谷健太演じるビリー(Dr)、サンボマスターのベースの近藤洋一演じる加藤(B)。
芽衣子のバイト先の大学生の大橋演じる永山絢斗はなんと瑛太の弟。
タイトルは原作の漫画家の浅野いにおが当時交際してた彼女がアジカンのソルファをソラニンと言い間違えた事が切欠で、じゃがいもの芽の毒という意味も気に入ってタイトルにしたという。
興味もない仕事して、はたまた学生から抜けられなくて、理想と現実の狭間で大人ってなんだろってもがきながら生きていく青年達の話。
たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もうさよならなんだ
アジカン染みるなぁ。"種"田"と芽"衣子を歌った歌、ソラニン。
そしてエンディングで流れるムスタングはソラニンを読んで内側から涌き出た叙情を歌ったと後藤は語る。
「何で音楽なんて好きになっちまったかね。」