ピンキー

ソラニンのピンキーのレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
4.7
OLを辞めた芽衣子と彼氏でフリーターの種田は大学の軽音サークルで知り合って、卒業後芽衣子の家で同棲をしている。バンドをダラダラやっている種田は芽衣子に「本当にそれでいいの?」と聞かれて、もう一度真剣にビリーと加藤と一緒にロッチでバンドを始める。
ロッチはレコード会社にソラニンを送るが、なかなかいい反応を貰えない。レコード会社の元バンドマンから種田に対しての「君たちの音楽を誰が聴きたいの?」っていうのは辛いセリフやった。
種田はボートに乗っている時に芽衣子の言動がブレッシャーになっていると言って別れを切り出し、5日間戻らない。芽衣子が心配していると、ヨリを戻して働きながらバンドを続けると電話がある。しかし、その直後種田はバイクの事故で死んでしまう。

⚠️ネタバレ⚠️

種田が死んだ後、自分が仕事を辞めていなかったら、種田と付き合っていなかったら、出会っていなかったら、種田は死んでいなかったのかもしれないと思ってしまう芽衣子。
しかし、種田のお父さんとの遺物整理で種田がいた事、もういないことを感じる芽衣子。種田の存在を残したくて、自分がソラニンを引き継ぐことを決める。

最後の対バンライブでは初めてのライブにも関わらずソラニンを歌いきった芽衣子。このシーンは色々回想が出てきて感動した😢最後には芽衣子が色々あるけど、今はこれでいいって自分に満足しとるのも1歩進んだ証拠だなって思った。

自分の好きなことやらんと諦めて後悔せんのかなって自分自身も思った。でも、それだけ夢中になれることがあればいいけど、今の私にはそれがないから困る。私が芽衣子さんだったら、現実見すぎて種田のこと応援できてなかったかも、、自分がそうやからこそ応援できた芽衣子さんってすごいって思った。人を愛することがあれば失う事もいつかはあるっていうのも切なかった。

進路とかこれからのことで迷っとる人に見て欲しい映画。歌詞が映画にピッタリすぎて、ソラニン思い出しながらアジカンのソラニン最近ずっと聴いとる。
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