カカオ

ヒミズのカカオのレビュー・感想・評価

ヒミズ(2011年製作の映画)
3.2
原作未読。
震災の被災を受けた町、劣悪な家族環境で貸ボートを営む中学3年生。

被災者にテントスペースを与えて慕われている一方で、本当の家族からは疎まれる。


不遇に見舞われ、挫けそうになる。
とてもつらくてたまらない状況が続くと正しい判断ができなくなるかもしれない。

住田にとって茶沢の存在は大きい。




















何かのキッカケで自暴自棄になりそうな庶民を描く作品。たくさんの災難が降りかかる。

ピストルが転がり込むところは「ジョーカー」を彷彿させられた。

しかし、「ジョーカー」とはストーリーの展開が違っており良かった。




「住田、ガンバレ!」






原作者はマンガ「稲中卓球部」で有名な古谷実。ギャグマンガとは違い、東日本大地震を背景にシリアスな作品だ。




染谷翔太、二階堂ふみ、
物語の世界観へ没頭できるほど導かれる演技は流石です。


「弦楽のためのアダージョ」、
「プラトーン」でも使用されていた音楽がマッチしており、重く心に突き刺さる。
カカオ

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