このレビューはネタバレを含みます
いつ隅田が境界を越えてしまうのか、恐ろしくて2時間緊張しっぱなしだった。
園子温はグロテスクなものが多いから、ひとつひとつのシーンが怖くて、なにが起こるかわからなくて見ながらずっとしんどかった。
人生なんていつ何が起こるかわからない。生まれてからずっと不幸な人もいるし、ある日突然不幸になる人もいる。不幸だと思わない人もいるだろうし、些細なことを不幸だと感じることもあるだろうし
常識や普通にがんじがらめになってしまって、自分で自分の道が分からなくなってしまう。
そんなの頭がおかしくなってしまう。
隅田には死ぬ選択の前に偶然だれかがいて、なんとか生きていられて。
そのくらいギリギリな人はたくさんいるのかもしれないなあ。自分も含めて。
生きるも死ぬも他人から与えられるけど、最後は自分で決断しなくちゃいけない。
どっちを選ぶ勇気があるのかなのかな