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釣りバカ日誌のmikumiku1188のレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌(1988年製作の映画)
3.5
以前このシリーズの最終作のみ鑑賞しました。その時はこのシリーズに良い印象を抱く事はできませんでした。山田洋次さんが脚本を務め、松竹の寅さんに代わる新シリーズとしての立場であったのでどうしても比較してしまいました。
そして、今回このシリーズの一作目を見て見る事にしました。

仕事は二の次、釣りを第一の生きがいにしているサラリーマン。浜田伝助。岡山の事務所に勤めていたが突然東京本社への転勤辞令が発せられる。
始めは転勤を渋るが、東京には太平洋が近いと思い直して東京へ向かう。鈴木建設本社営業三課に赴任した浜田こと‘ハマちゃん’はある日、昼食時老人と知り合い、老人を励ます為に釣りに誘うが・・・。

お馴染みのハマちゃん、スーさんの出会いのシーンである。人気漫画の映画化で松竹が力を入れるだけの事がある作品と印象を受けました。
そのスーさんを演じていた三國連太郎さんのお別れの会が19日に行われた。その意味もあって三國さんもまだ若かったこの一作目を改めて鑑賞しました。
社長としての立場とハマちゃんとの交流する時の人間性の変化を見事に使い分け、コメディーにも見事な対応をされています。そんな思いもあって昨年の最終作の鑑賞の時の印象が大きく変化してしまいました。

社長とダメ社員の交流のキッカケを描いた心温まる印象でした。
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