この頃のドラえもんは時たま怖いと感じるシーンが唐突にやって来る。
夏休みの自由研究で、ドラえもんが注文した創世セット。
この創世セットがかなりヤバい。
宇宙や星、生物、そして、人間すらも創れる道具。
まずこの時点で自由研究というか、人間のやって良い領域を超えてて、神の所業を小5の子どもがやってることに恐ろしくなった。
のび太はドラえもんの助けを借りて思い思いの宇宙を作り、その結果、偶然とは言え昆虫人間が出来上がる。
創世セット内の出来事なら問題無いが、創世セット内で生まれた昆虫人間がタイムマシンを使い、のび太たちの世界すらも行き来している。
何より恐ろしいのは、子どもの自由研究の道具で宇宙が作れること、使い方次第では兵器だろうが無限の資源だろうが思いのままであること。
タイムパトロールも出動してるのに、この道具に規制がかからないのが不思議。。てか、悪用されてないのは奇跡。
話逸れたけど、内容的には地球は1つしかなくて、地球には人類以外の生き物がいて、上手いこと共存することが大切だよって伝えたかったんだと思う…結局劇中の人間と昆虫人間はわかり合えずに創世セットでもう1つ地球を作った訳だけど…。。
エンディングの「さよならにさよなら」をバックに出てくる絵日記はなんか切なかった。
てか、これを自由研究として提出されて先生はどう思ったんだろう…。。。