風たちの午後の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 5ページ目

始まりがいつかなんてわからなくて、ただとなりにいるあなたの体に、わたしのすっかり力の抜けた体で、もたれかかってみたい、そんなことばかり考えている。秋に雨がふると、おもいだすひとつの夜があって、わたし…

とにかく鋭さが凄い。
時代的にも男性監督がほとんどで、撮る対象が女性となるとある程度決まった枠の中に収まりがちだが、この作品の主人公はちょっと違った。
湿度高めの行動をしてるはずなのに、陰湿さという…

22-209
U-NEXT
これがデビュー作…
ピュアで、グロテスクで、脆くて残酷。
音楽の使い方が凄く良い。
あのラストとオープニングが円環を為してる構成も、何と言っていいか解らないくらい凄い。え…

これが1980年、しかも自主映画で撮られたとは、驚愕である。
まだLGBTやストーカーなんて言葉が欠片もなかった時代にこの内容。そして映像のクオリティ。モノクロでありながら、突然カラーになるセンス。…

音を観て画面を聴くような映画だった。死体みたいに冷たくて死んでるように怖い場面が多くてめちゃくちゃ良い。雨音と蛇口を落ちる水音の比較。女性の顔に布を被せたり嘔吐するシーンの反復。エゴイズムとナルシシ…

一度観たら忘れられないラスト

愛と幸せの関係は密接なのに
どうしてこの２つはこんなにも遠いの

破滅的で、刹那的で、苦しい
近くて、遠くて、鮮やかで、痛い

言葉もなく、窓辺にいるふたりの
なん…

中野の映画館で、昔みました。
切なくて、悲しい。
ラストは残酷だったわ。
一瞬ですがモノクロからカラーになった。
脚本が、あの「誘惑者」の長崎俊一さんだった。
女同士の愛を鋭く、切なく映像にする方な…

床に仰向けに寝そべる、這いつくばる、とにかく頭を地面に近づけたい。カメラは被写体を俯瞰で捉える。蛇口から溢れる水滴の落ちる音がぼとぼとと下へ下へという意識を強調させる。いつしかそれは雨というモチーフ…