風たちの午後の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

風たちの午後1980年製作の映画)

製作国:

上映時間:105分

3.9

あらすじ

「風たちの午後」に投稿された感想・評価

映画館で鑑賞

「感情」で出来た作品。

溢れ出る「愛」と、滴る「嫉妬」。
そして、少し滲む「狂気」。
それぞれの隣には「純粋さ」がいる。

お互い分け与えていたのは事実。だけど、無いと有るとでは違う。

こぼれてしまう口元を、何度も何度も拭い、抑える。自分の目には、そう映りました。

“人間”です。
錆犬

錆犬の感想・評価

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2019/04/28 名古屋シネマテーク
デジタルリマスター版
Sios

Siosの感想・評価

4.3
二人の女の組み合わせが最強。
クールビューティーなミツを徹底マークするナツ。

ほくろが可愛らしいお顔。なのに、その垂れ目から、ちょっとぷにぷにした体全体から、火の玉のような念を発していそう。

物に情を乗り移らせる感じも面白い。白いハンカチを顔に乗せたり、血の表現だったり色々凄い。
映画で和式便器これだけまじまじ見るの初めてかも。かなり硬派。

後半の真っ直ぐさは畏敬すら感じる。
ゴミの使い方にはもう泣くよりほかない。
まい

まいの感想・評価

4.0
愛が動機ならやっちゃいけないことは何一つないなんて思わないけど、
愛が動機ならやっちゃいけないことは何一つないなあと思った
nana

nanaの感想・評価

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デジタルリマスター版を映画館にて鑑賞しました。

当時の録音技術の限界もあるのか、登場人物がみんな囁いているように話すので、映画館の音量でも台詞は結構聞きとりづらいです。
でも次第に、この映画において台詞の内容は重要ではないことが分かってきます。
夏子と美津のふたりが囁いている時、そこにはふたりだけの世界があるように感じます。その内容について、それを観ている第三者が細かく知る必要など無いようです。
ちなみに台詞が聞こえないことでストーリーが分からなくなることはありません。

1980年ならもうカラー映画なのにモノクロなのは何でだろう、予算の関係かな?と思っていましたが、まるで種明かしのようなラスト。
劇場が水を打ったような静けさに包まれていました。
全てはあのラストの為。

歯ブラシを咥えながらずっと後ずさりしていく。
好きな人のもとから去らなければならない切なさ、名残惜しさをこんな風に表現したのは初めて観ました。

今もまだ、あの部屋の蛇口から水滴が落ちる音が頭の中で鳴り続けているようです。
BGMのピアノの曲が素晴らしかった。
のりこ

のりこの感想・評価

4.8

どこを切り取ってもひとつひとつが美しい映画。
女優さん2人が綺麗で可愛い。
どうにかしたい気持ち、どうにもしない人間だからこそ、魅力的だった。
ひとを愛することの苦しさ、切なさが溢れてた。
Rio

Rioの感想・評価

4.1
セリフが聞きとりづらいのも、セリフなしで映画の中から読み取れるものだけ五感で映画をみる、っていう見方を知った、とにかく主人公の女優さん、綾せつこさん?の色気と表情が好きすぎた。エロい!それも見てられる要素。それで本人の恋と人生の苦しさ生きづらさも読み取れる
記録

記録の感想・評価

3.0
「台詞が聞こえない」を体験したのは初めて。初めは映画館のミスかと思いフラストレーションを感じたが、途中でそういう次元の話じゃないんだと悟った
普段の生活で、他人の会話なんてそこまで聞こえないし、万人にわかるくらいハキハキと話すこともないから、ある意味すごく自然なことなのかもしれない。
聞こえる音だけを拾って、映像を見る。まっすぐな愛情を目の当たりにした。幸せで、辛くて、汚くて、綺麗。
とにかく想像力を掻き立てられる作品で、これほど映画館でしか観るべきではない映画も面白いと思う
最初は、ちょっと難聴気味なのでそれでセリフが聞こえないんだなマズイな、と思っていたんだけど、鳥の声や遊ぶ子どもの声、さまざまな生活音、呼吸音まで聞こえることに気づいてからは、セリフは追わず聞き取れる音だけに神経を集中できた。
とても普遍的でストレートな、愛についてのお話だった。自由で奔放なミツはすっと背筋を伸ばしさっさっと歩く。台所の水道の蛇口からシンクに滴る水音がいつも聞こえている部屋にナツと住んでいる。
ナツはデビュー当時の中森明菜にそっくりのミルキーフェイス。マンホールの縁にそってくるっと回りながら、あっちへふらりこっちへふらりと歩く。
洗濯したり寝っ転がったり拗ねたりお化粧したり、何気ないシーンの積み重ねを見ているうちに、ナツのミツへの思いにこちらもシンクロしてくる。
小さな声で愛を告げるナツ。思い通りにならないミツにストーキングの深みにはまり、嗚呼こりゃヤバいというラインを超えて暴走を始めるナツ。ミツを見張りながらパンをかじりビンの森永牛乳を飲むナツ(刑事か)。ミツの出したゴミにまみれるナツ。歌舞伎揚の袋、吸殻。リンゴの芯をかじる。それらの行動がまた、夢のようにはかなくておかしくてかなしい。
昭和50年代の新宿や笹塚の街並みが愛おしい。明け方の十号通りの本間酒店のカンバン、シャラシャラと鳴るピンクの造花のついた街灯、靖国通りの木村屋の賑わう店先。なんでもないシーンばかり思い出す(愛おしすぎて、映ってないものを妄想しているかも)。
ブラッシングのシーンがとても印象的。いまの人はあれほどはブローもブラッシングもしないイメージがあるんだけど、髪型のせいなのかしら。まわりにロングヘアの人がいないので聞けない。
66
shun

shunの感想・評価

4.5
活躍してる監督の自主時代の映画がみれるというのはすばら。
午後ひとりで部屋の中で寝転んで外で子供らの声がきこえるのはいいなあ。午後は下校時間だったりするからね。
橋の上二人手すりにもたれて並ぶアニーホールみたいなシーンがすごい好きだった。ネクタイしてたし笑。この映画で1番幸せなシーン。
ここの音楽も良くて記憶しようとしたが忘れてしまった。