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アンナ・クリスティのアップルのレビュー・感想・評価

アンナ・クリスティ(1930年製作の映画)
3.9
グレタ・ガルボの初トーキー映画です。わたしの中でグレタ・ガルボは長椅子に横たわりネグリジェのような夜会服を着て妖艶に微笑む女神様のようなイメージがあったのですが、この映画は育ちに難ありの薄幸な女性として登場します。映画評論家の淀川さんが痺れたという「あたい、ウィスキー呑みたいわ」は、わたしが観たDVDの和訳には入っていませんでしたが、酒場に入ってきたグレタ・ガルボ演じるアンナ・クリスティは非常に美しく既に大女優の貫禄で痺れます。あばずれ役ですが上品で甘い雰囲気があります。父親と恋人に対する魂の叫びが秀逸。
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