じんやちゃん

ホワイト・バレンタインのじんやちゃんのレビュー・感想・評価

ホワイト・バレンタイン(1999年製作の映画)
3.6
・感想
髪かき上げ王者世界選手権の優勝者はチョン・ジヒョンらしいよ。知らんけど。
チョン・ジヒョンの役回りはこの頃から不動の位置を築いているんですね。
短い時間の映画だけに展開が早く感じられました。
特出してお勧めする作品ではないですが、短めのストーリーですぐ観終えられますので、観てみるのも良いかと思います。

・考察etc...
『猟奇的な彼女』でその名を轟かせたチョン・ジヒョンの映画デビュー作です。
物語としては、恋人を失ったおじさんが、伝書鳩を使って天国の恋人に向けてお手紙を飛ばします。それをたまたま受け取った本屋の娘が偽って返事を書くところから始まります。お互いの顔も所在も知らないまま、お手紙のやりとりは続いていきますが、偶然にも現実世界で巡り逢っている事に娘は気づきます。
話しが進むにつれて、2人の隠された繋がりが明らかになっていき、2人の運命はどうなるのかという内容です。
単純に自分が気づけていない事は世の中に沢山溢れていて、その中に幸せになる為のヒントがいくつも隠されているんだろうなと改めて思わされました。自分の身の回りを見つめ直す良い機会になる映画かも知れません。
脚本は割とありきたりな軽めのファンタジーになりますが、何となくノスタルジックな描写や動物達が雰囲気を作っていて、魅力が感じられる作品だと思います。