社会のダストダス

ホット・ショット2の社会のダストダスのレビュー・感想・評価

ホット・ショット2(1993年製作の映画)
3.5
ストレス解消の特効薬の一つ。劇場で映画が見られない状況が続き、ついに麻薬みたいな映画に手を出してしまった。
小学校の頃、自分を含めクラスのごく一部でこの映画がすごく流行っていた、今思えばとんでもないことだと思う。この世にはこんなにアホな映画が存在するんだなと衝撃だったのをよく覚えている。
「ランボー」のパロディ映画だけど他にも小ネタは盛りだくさん。(ターミネーター2、スターウォーズなど)
チャーリー・シーンの映画ってこれしか観た記憶がない

あらすじ
湾岸戦争にて捕らえられ人質となっている米国兵士を救出するため、合衆国大統領はペルシャ湾地域に秘密特殊部隊を出動させた。この特殊部隊には救出任務とは別に、政府の上層部からある密命を託されていた。
それはある男を、暗せつ…暗しつ…ぶっ殺すことだ
サダム・フセインの別荘にアメリカ海軍が潜入するも「全員」が捕まるという失態を犯す。

「戦争ってファンタスティック!ねっ♪」
1分として真面目な雰囲気が続かない、恐ろしい映画。しかもツッコみ不在。
主人公トッパー・ハーレー(チャーリー・シーン)はコマンド部隊の指揮を任され、捕虜の救出に向かう。

この映画の魅力を語るうえで避けては通れないのが、ロイド・ブリッジス演じるベンソン大統領。
壮絶な経歴の持ち主で、ラオスで共産主義者に舌を切られ猟犬の舌を移植し、ベトナムで火傷しアスベストの皮膚を移植、経緯は不明だが頭蓋骨は耐久アルミ張りになっている(そのほか多数)
訪米した日本国首相の歓迎式での大統領の挨拶がすごい。
「米国民と不法入国者の皆さん。その昔敵だった国にお願いする、いい車を作らないで」
ドナルド・トランプはベンソン大統領をモデルにしたんじゃないかと思ってしまった。

ふざけた内容なのに映画としては、簡潔かつ終盤にかけて盛り上がり完成度が高く感じるのがムカついてくる(笑)