ジョン・マルコヴィッチがグスタフ・クリムトを演じているとのことで興味を持ち鑑賞。
だけどまったく本当にわけがわからなかった。
どうやらクリムトが死の間際に見た夢ということだったみたいだけど、実在した画家の、一応は伝記映画なんだしバカにでもわかる描き方をしてほしい。
例えば弟子のエゴン・シーレと、一筆ずつ交互に描いて絵を完成させる遊びみたいのをやってるシーンが一瞬あったけど、ああいうのもっと見たかった!
印象的だったのは、アトリエの天井から吊るした布に裸の女の人がブランコみたいに乗っていたシーンで、へえこんなアトリエだったのか〜と思いましたが、絵を描いてるシーンがそこぐらいでほとんどなかった。
金箔の舞う中、黒猫さんのしっぽの先に金箔のかけらがくっついてたの可愛かったです。金箔を使用した絵画のこともその一瞬だけだったし…
シーレは冒頭から出てきてなかなか強烈な印象だったけど、演じていたニコライ・キンスキーって俳優、クラウス・キンスキーの息子だって。もっと彼を出してみてほしかったかも。