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フューリーのhideharuのレビュー・感想・評価

フューリー(1978年製作の映画)
3.9
2018.5.22 DVDで再見。
初見は荻昌弘の月曜ロードショーだった。
公開当時はデパルマが「キャリー」で成功してたからかホラー扱いで宣伝されてましてが小学生だったので映画館に行くお金がなくテレビ放送まで待ちました。

実際はスパイスリラーにちょっとホラー要素がスパイス的に散りばめられてる感じです。

バックには超能力の軍事利用があり、かなり壮大な物語だと思います。

超能力者の息子を拉致られた諜報員が息子の奪還を目論んで画策すると言うまさにスパイアクションにもなりうるようなストーリー。しかし超能力を発揮すると電磁波だかが発生して周りにいる者が出血するのをホラー的に演出しています。

圧巻は目、鼻、耳、口から出血している女性をテレキネシスで高速回転させて多両出血死させるシーンと、ラストのお楽しみシーンです。お楽しみシーンはまるでジャッキーチャンの映画のよう(時代的にこちらの方が先だけど)に同じシーンをいろんな角度から撮影したものをこれでもかと言うくらい見せてくれます。

それ以外にもデパルマらしく流れるようなカメラワークにスローモーションなど映像の面でも美しいです。
ギリアンが研究所の階段で過去のロビンの痕跡を見るシーンは素晴らしくもそれなりに重要なシーンであるのにテレビ放送ではカットされてましたがこのシーンを削った奴の神経を疑いましたね。

ニューヨーク派のジョンカサベテスがこの手の娯楽映画に出ていて驚きます。そしてカークダグラス、デパルマ常連のチャールズダーニングと「キャリー」から引き続きエイミーアービングがヒロインを演じています。

70年代のデパルマ作品はもう本当に最高です。