戦争映画
世間はどうかわかりませんが私の中では戦争映画は『プライベート・ライアン』の前か後か…
前は反戦映画もあれば血沸き肉踊る冒険活劇のような戦争映画もあった。
しかし、あとには本当の戦争を描いた映画だけが戦争映画で…それ以外は絵空事の嘘っぱちにしか見えなくなった💦
「その作戦は30分で終わるはずだった」
もちろんそれは上層部の甘い予測で現場は地獄絵図となっていくのです。よく実際に戦場に放り込まれたような…という表現がありますが、おれは何回かその場から逃げ出したくなるような感覚を覚えました💦胸が悪くなるような死の気配…
いつもびっくり顔のユエン・ブレムナー、耳元で銃を撃たれて耳が聴こえなくなる💦
ことあるごとに
「あー?聞こえねーな~💦もっと大きな声で言ってくれよ」
場違いな大声で怒鳴る😁本人は笑い事ではないのだけど、見てるこっちは逃げ場のない戦場にちょっとユーモラスな雰囲気を感じてホッとする😁💦
混沌と悪夢のような映画もやがて終わる…
この映画…アメリカがソマリアの地でヒドイ目に遭ったけど彼らは負けない…仲間の為に今日も戦う…的なアメリカ万歳映画ではないかという声もあった。
おれが心底ゾッとしたのは映画が終わったあとのエンドロールの最初に出てくる文字。
(実話なので)この戦闘での死者
アメリカ兵…19名
ソマリア人…千人以上
19名?これは「死者」の書き方だが、千人以上って…これは正確な数字はわからないけど殺処分された数…ってことだよね💦
映画ではこてんぱんにやられてたみたいなアメリカ側の50倍以上の死者がソマリア側に出ていた…だよな~💦訓練されたフル装備のアメリカ兵にいくら束になってかかっても所詮素人に毛が生えた程度のソマリア兵。
アメリカが勝手に仕掛けた作戦で…これは一種の虐殺ではないのか?
この数字…出さなければ映画の印象はずいぶん違ったものになったろう…リドリー・スコットのメッセージなのかな?
でも、ブラックホークは墜落した…
「あー?聞こえねーな~💦もっと大きな声で言ってくれよ」