しろくま

ブラックホーク・ダウンのしろくまのレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
4.1
当時ジョシュ・ハートネットが人気絶頂だった頃観た記憶がありましたが とにかく悲惨で辛いという印象しか残ってませんでした。クリントン政権の下ソマリアの内紛の地へ派遣された海兵隊。すぐに終わるはずの戦いは見通しの甘さのせいで泥沼化していく。冒頭の30分以降はひたすら戦闘シーンが映し出され仲間が次々と倒れていきます。これが戦争なんだと見せつけられます。

スターチャンネルでやっていたので久々に鑑賞してみました。軍のヘリが敵からの銃撃により戦闘地のど真ん中に墜落。パイロットや搭乗員を助ける為に全員命懸けです。そこには「誰1人見捨てない」という軍の崇高な理念があり 軍の誰も「あんな状況じゃ助かりっこない」なんて言わない姿に胸が熱くなりました。たとえ吹き飛んだ手首であっても拾って連れて帰る。助からないと薄々わかっているのに道具なし麻酔なしの中で処置をして一縷の望みを託す。しかも激しい戦闘下 自分の命も危ういのに😭😭😭

自分の命を預けるってこういう事なんだ😢俺が守ってやる。お互いがお互いにそう思っていないとチームプレーなんてできない。海兵隊の現場叩き上げの精神 その中で培われる仲間との結束と信頼関係。ジョシュ・ハートネットカッコイイ💕なんてミーハーな気持ちで鑑賞し始めてどんどん悲惨な映像ばかり映し出されて半泣き状態になった当時の自分に「ちゃんとこの映画の本質を観ないとだめだよ」って叱りたい気分です。
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